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J.S.Bach:Invention No.8

教室のアンサンブル発表会と入室試験も終わり、

ようやくイベントごとがひと段落しました😌

今年は50名ほどの応募があり、

まだまだ大きくなる教室だな〜と実感しました🪴

アンサンブル発表会の模様はまた次回記事にて。



さてバッハ『インヴェンション』シリーズ2曲目は第8番です⭐️

決まったパターンで音楽が軽快に進んでいくF durの曲。

♭一つでとても弾きやすく、

インヴェンションの初期に学ぶ一曲になります👍🏻


個人的にすごく好きな曲なので、

私の嗜好で演奏は軽めな仕上がりですw

先生によっては八分音符は音が短すぎないようにと仰るかもしれません。

ツェルニー版の楽譜ではVivaceの表記があるので

すごい速さで演奏される方もいますが、

音がクリアに認識できて、歌える範囲内の速さがいいと思います。



音楽は結局は好きに弾けばいいんですけどね🎼

クラシック音楽は何百年と残るだけあって、

学べば学ぶほど、

一生を捧げた作曲家の想いというものを

尊重したくなってくるのです。



プレーヤーはプレーヤーでも🎹🎻

クラシック奏者は一般的に考えられている

アーティストというイメージよりも、

『作曲家の意図したことを読みとって再現する』

という視点は忘れてはいけないと思うのです。

ルール上に書き上げられた楽譜を元に

隠された謎解きを私たちは楽しんでいるのです♪



まだインヴェンションを学び始めた子供たちは、そのルールがよくわからず、

様々な基準があやふやです。

先生の説明する言葉が伝わらないこともあります。


解釈としてどう演奏すべきで、

何がおかしいのか、

どこまで守らなければならず、

どこは自由が認められるのか、


ルールを一通り学べば

自分の中での基準もハッキリして、

グッと表現の自由度が増します。

そして「こう弾きたい!」という思いも徐々に強くなっていくのです。



レッスンをしていく中で

先生と好みが合わないこともあるでしょう。

でももしかしたら先生は

ルールのお話をしているのかもしれませんよ💡

なぜそう演奏しなければならないのか、

疑問に思ったら

ぜひ先生たちに質問してみましょう!

質問してくれると先生たちも嬉しいものです☺️



さて8番の注意点あるある🎓


①冒頭部分の跳躍

どんどん音程が広がっていき、少しcrescendo気味に演奏しますが、

下の音を太い1番指で弾くので

アクセントがつきがち✋🏻

ぜひ上にどんどん飛んでいけるように

音のバランスをよく聞きながら

ちょうど良い音量、打鍵のスピードに整えていきましょう。



②同じ音型の繰り返し

16部音符しかないので、

同じタッチで全ての音を弾くと

指を動かしているだけの

機械的で真っ平らな演奏になってしまいます🤖

3拍子を感じながらふわっと仕上げましょう🍀



③みんな大好きガラスパリーンの音程

弾いてみるとわかると思いますが、

この二箇所、

すごく気持ち悪い音程がわざと使われています。

減7と言われる音程ですが

私はよく子供たちに

「ガーン😱❗️」って感じとか

「ガラスパリーン‼️」って思って弾いて

などと言ったりします

嫌な音程は素通りせずに嫌な感じに弾きましょうw



④16分音符に隠された旋律

21小節目からの16部音符部分💡

全ての音を均等に弾いてしまうと、

音数が多く、動きも激しいので、うるさくなってしまう箇所です。

丸をつけたところを繋いでみると

綺麗な旋律が浮かび上がってきます🎶

何度も出てくる同じ音は少し控えめに

ちょっとだけ隠された旋律を意識すると

うるさくならず、とてもおしゃれに仕上がりますよ✨


ぜひチャレンジしてみてください😉

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