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舞台とは

舞台は本当に不思議ですね。


生き様が感じられるというか、

醸し出る雰囲気がものを言うというか、



同じ作品を色々な演奏家が演奏するクラシックは

解釈も色々

弾く人によってイメージがだいぶ変わります。


なるほど、こういう解釈もありだね、

なんて感想はよくあって

新たな発見に嬉しくなったりします。




でも、それって生である必要はそこまでなかったりするのですよね。

これだけ無料で聞ける動画や音源が蔓延っている世の中。

「コンサートってやる価値あるの?」

と日々自問自答しながら

もはや動画で良くない?に傾いていたここ数ヶ月ですが、



生でしか感じることのできない感動はやはりあるのですよね。


特に同業者が聴衆になることの多いクラシック業界。

イチャモンなんていくらでもつけられます。





クラシックって本番で得られる収益などたかがしれていて、

やるだけ赤字なんて良くある話で

労力ばかり多くてどんどんやりたがらない人たちが増えています。


そんな中、

そんな労力かかることする!?

どんだけ時間かけたの!?

どんだけ作品を追い求めたの!?


なんて姿に人は感動するのだなと



改めて

先生方って本当にすごいんだなと

思い知らされました。



いい仕事をする人に触れ合うと

頑張らなきゃなと思う。

尊敬の念を抱く。



その作品自体の出来など二の次で(いや、大体素晴らしいのだけど)


自分何やってんねんと喝を入れられたような

嬉しいショックがやってきます。



本当に

世の中にはすごい人がたくさんいるものです。


自分まだまだペーペーだな


という感覚を一生持っていようと誓った夜でした。



良いものを見た。




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